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業界☆話 其の壱 「苦境を勝機に」

原油価格高騰。
どの業界にも大きな打撃を与えているだろうが、
印刷業界にとってもそれは例外ではない。

原材料にあたるインキと紙は、大幅に値上がりした。
以前と同じ利益を確保しようとすれば、
当然、お客様へのお値段(印刷費)も上げなければならない。
しかし、それはなかなか難しい…というのが実情である。

これには様々な理由がある。中でも次の2つが大きな理由だろう。
 1. 印刷が、お客様の商品(の価格)と密接な関係にあること。
 2. 印刷が、お客様からの受注生産であること。

1の「密接な関係」
電化製品を例にとって考えてみる。
電化製品を買うと、箱の中に製品と取扱説明書が入っている。
電化製品の価格は、この取扱説明書の価格も考慮した価格である。
電化製品のメーカーが、商品の価格を上げる気がなければ、
印刷屋は取扱説明書の値段を上げることは事実上無理である。
電化製品のメーカーは、同じ値段で印刷する業者を探すだろう。

2の「受注生産」
印刷屋はほとんどの場合、自らの商品を製造していない。
「お客様の商品・サービス」の販促物・付随物・管理用用品を製造している。
従って、お客様からご注文を頂いて初めて仕事が生ずる。
当然ながら、お客様が製造業者(印刷屋)を選定する。
ここで印刷業界の「悩み」が浮き彫りになる。
印刷業は、他社との差別化が難しい。
結果、最も判り易い「差」で競合が始まる。価格競争。
その為、値段を上げるどころか下げてしまう会社が多い。


この苦境から脱却する方法は何だろうか?

先日、ある方にこんな質問を頂いた。

「印刷においてオンリーワン(独自性)って何ですか?」

そして、続けてこう語って下さった。

「…というのは、インターネットで検索して、印刷屋を探したが
 どこを見てもピンと来るところがなかった。
 裏を返せば、オンリーワンになれれば、いける。」

ここに印刷業界が苦境を脱するヒントがある。
競合からの脱却。

同時にYBの在るべきポジションが見えた気がした。
YBの母体は印刷・プリントである。
クロスメディアの提案も大切ではあるが、
やはり母体を最大の強みにしてこそ、事業拡大が望める。

YBの第一ポジションは、「印刷・プリント アドバイザー」。
印刷屋との架け橋・アドバイザー・コンサルタント。
そして、印刷・プリント企画プロデュース。

人との出会いがそのことを再認識させてくれた。
やはり人との繋がりは、貴重な財産である。

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