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業界☆話 其の弐 「COLORs -complex-」

CMYKに対する固執。

RGBより鮮やかでないCMYK。
それでも、印刷はCMYK。
印刷屋はずっとこの世界で生きてきました。

しかし、近年その考え方も変わりつつあります。
それには幾つかの要因があります。

その要因の1つが、オンデマンド印刷や
インクジェットプリンタの進化です。

刷版を必要としないプリンタの場合、
RGBデータをCMYKに変換する必要がありません。
「品質・コスト・見当性・安定性・スピード」
それら全ての面で「安く・良く・早く」進化した
プリンタによって、RGBのまま、彩度を落とさずに
出力することができるようになりました。
写真やPhotoshopデータのようにRGBが基本のものは、
プリンタで出力する場合、
RGBのまま出力する方が仕上がりが鮮やかでキレイです。
CMYKに固執し、わざわざ変換する必要は全くありません。
(RGBが強制的にCMYKへ分解されないように
 プリント時の設定を確認してください。)

  ただ、ここで1つ注意が必要です。
  後に、印刷をする必要(予定)がある場合は、
  いずれCMYKに変換しないといけません。
  その際、プリンタで出力したものと同じ色を
  印刷で出すことはほぼ不可能です。
  データ自体をRGBからCMYKに変換した際、
  調整をしたとしても、ある程度の誤差は生じてしまいます。
  それに加え、インクジェットの場合、
  最近は7色、8色のインクを使っていますので、
  印刷の4色(CMYK)では表現できないのです。

プリンタの進化の他に、
印刷屋に意識変化をもたらした要因があるとすれば、
7色印刷(スーパーファインカラー)です。
簡単に言ってしまうと、CMYK+RGBの7色印刷です。
普通のカラー印刷より、当然高価になりますが、
用途によっては、今までにはない結果が得られるでしょう。

しかし、7色印刷は、大変です。
印刷機が高い。7色分解をするRIPが必要。
FMスクリーン印刷が必須。管理が大変。
とにかく、大変です。

だからこそ、付加価値が生まれるのでしょう。
自分が提供できる付加価値をどれだけ見出せるか。
それが問題です。

業界☆話 其の弐 「COLORs」

私たちはRGBの世界にいる。

私たちが「リンゴ=赤」と認識するのはなぜだろう?

光は、Red光・Green光・Blue光で構成されている。(色の3原色)
リンゴが赤く見えるのは、
リンゴに当たって反射し、私たちの目に入ってくる光が
「Red光:多 Green光:微 Blue光:微」という状態だからである。
目に入ってくる光がほとんどRed(赤)だから、赤く見えるのである。

白っぽいモノは、「Red光:多 Green光:多 Blue光:多」
という光が反射して目に入ってきているから白っぽい。
黒っぽいモノは、「Red光:微 Green光:微 Blue光:微」
という光が反射して目に入ってきているから黒っぽい。

R値:MAX G値:MAX B値:MAX が 白。
R値:ZERO G値:ZERO B値:ZERO が 黒。

光はモノに当たると、反射する。
モノの色は、その反射した光のRGB値を
人の目と脳がどう解析するかによって決まる。
つまり、RGB値がこの世界の色を決めているのだ。

ところで、印刷で言うカラーとは何色印刷かご存じだろうか?

一般的にカラー印刷とは4色印刷である。
カラーは、基本となる4色 CMYK で印刷されている。

ん? ん? はて?

どこから出てきたCMYK。
CMYKって何の略だ?
RGBはどこへ行った?
帰ってこいRGB!!

これがなんと、きちんとRGBは帰ってくるのである。

明日、RGBは帰ってくる。
続きはまた明日。

業界☆話 其の壱 「苦境を勝機に」

原油価格高騰。
どの業界にも大きな打撃を与えているだろうが、
印刷業界にとってもそれは例外ではない。

原材料にあたるインキと紙は、大幅に値上がりした。
以前と同じ利益を確保しようとすれば、
当然、お客様へのお値段(印刷費)も上げなければならない。
しかし、それはなかなか難しい…というのが実情である。

これには様々な理由がある。中でも次の2つが大きな理由だろう。
 1. 印刷が、お客様の商品(の価格)と密接な関係にあること。
 2. 印刷が、お客様からの受注生産であること。

1の「密接な関係」
電化製品を例にとって考えてみる。
電化製品を買うと、箱の中に製品と取扱説明書が入っている。
電化製品の価格は、この取扱説明書の価格も考慮した価格である。
電化製品のメーカーが、商品の価格を上げる気がなければ、
印刷屋は取扱説明書の値段を上げることは事実上無理である。
電化製品のメーカーは、同じ値段で印刷する業者を探すだろう。

2の「受注生産」
印刷屋はほとんどの場合、自らの商品を製造していない。
「お客様の商品・サービス」の販促物・付随物・管理用用品を製造している。
従って、お客様からご注文を頂いて初めて仕事が生ずる。
当然ながら、お客様が製造業者(印刷屋)を選定する。
ここで印刷業界の「悩み」が浮き彫りになる。
印刷業は、他社との差別化が難しい。
結果、最も判り易い「差」で競合が始まる。価格競争。
その為、値段を上げるどころか下げてしまう会社が多い。


この苦境から脱却する方法は何だろうか?

先日、ある方にこんな質問を頂いた。

「印刷においてオンリーワン(独自性)って何ですか?」

そして、続けてこう語って下さった。

「…というのは、インターネットで検索して、印刷屋を探したが
 どこを見てもピンと来るところがなかった。
 裏を返せば、オンリーワンになれれば、いける。」

ここに印刷業界が苦境を脱するヒントがある。
競合からの脱却。

同時にYBの在るべきポジションが見えた気がした。
YBの母体は印刷・プリントである。
クロスメディアの提案も大切ではあるが、
やはり母体を最大の強みにしてこそ、事業拡大が望める。

YBの第一ポジションは、「印刷・プリント アドバイザー」。
印刷屋との架け橋・アドバイザー・コンサルタント。
そして、印刷・プリント企画プロデュース。

人との出会いがそのことを再認識させてくれた。
やはり人との繋がりは、貴重な財産である。

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